
こんにちは、フロンティア技研です。
今回は先週に配信をしました。
工事区分についての続編になります。
前回記事について少しおさらいしましょう。
おさらい
A工事・・・共有部やテナント名看板などのビル管理側に係る部分。
B工事・・・建築内装、空調、衛生設備関係のビル側が指定している業者に依頼する工事
C工事・・・内装仕上、家具、移転など入居者自身で業者選定が出来る自由度高めの工事区分
※ビルによって工事区分が違うので、貸方基準書をご確認ください。
B工事を減らすテクニック
テクニック1《間仕切工事の割合を減らす》
間仕切り工事がB工事に分類されているビルの場合は、壁を建てる間仕切り工事以外の方法で間仕切りをつくると、コストを削減できる可能性があります。
WEBブースや櫓状のブースを採用すれば、B工事区分を少しでも減らすことが出来ます。

テクニック2《電気工事を削減する》
電気工事とは、ブレーカーや電源を作るなど、入居テナント内に電気を通す工事の事を指します。ITOKIの【HAKOやキャリータップなど】持ち運び用のモバイルバッテリーを採用することにより、ビルによっては、B工事区分になる電気工事を減らすことによりコスト削減につながります。

まとめ
オフィスの移転や改装のために工事を行う際、注意すべきポイントを下記にまとめました。
- ・オフィス工事の区分には、A工事・B工事・C工事の3種類がある
- ・一般的にテナント入居する場合の工事に関わるのは、B工事とC工事
- ・B工事はコストが高いうえに自由度が低くなりがちなので、C工事がおすすめ
同じ工事内容でも、ビルによってB工事かC工事かの工事区分が変わります。B工事は業者があらかじめ決まっていることから価格交渉がしにくく、コストが高くなる傾向があります。そのため、B工事とC工事の区分を理解していないと、必要以上に工事金額を請求されることになりかねません。
また、C工事の場合は、テナント側が業者を選定できますが、コスト面・技術面ともにニーズを満たす業者を自力で探す必要があります。
しかし、オフィスづくりに初めて取り組む担当者の方が工事区分について、一から学ぶのは大変なもの。「工事区分についてリサーチする余裕がない」「詳しい人にサポートしてほしい」と考える担当者の方には、プロジェクトマネジメントサービスの利用がおすすめです。
フロンティア技研ではオフィスのプロが最適なご提案でプロジェクトのお手伝いをさせていただきます。